兄との思い出
私には8つ離れた兄がいます。
8つも離れているし、男女の違いもあるので
物心ついた時からは
さほど時間を共にした記憶がありません。
よく、兄の後ろを金魚の糞みたいにくっついて回っていましたが
私が幼稚園の時は
兄はもう中学生でしたから
一緒に遊んだ記憶はほとんどなくて。
私は感覚人間なので、芸術系は好きだったんですけど
大の理数系オンチでして・・・
特に物理がめっちゃ嫌いで!
よく試験前になると
数学と物理の先生をやってもらいました。
それがハンパなく付き合ってくれて
理解が遅い私のことですから夜中の1時や2時なんてざらで。
もう赤点でもいいから終わりにしたい・・・と
内心こっちがリタイヤしたくなるくらいまで
きっちりと教えてくれたことは、今でも鮮明に覚えています。
お互い、別々に過ごすことが多くて
あまり会話も頻繁にすることもなく接点のない兄妹でした。
ですが、お互いに結婚し子どもが生まれると
共通の話題もでき、昔に比べると会話も増えました。
いろいろ話すことも増えました。
兄は父に対してどんな思いでいたのかを初めて知りました。
私にとって兄は頭が良く、字も綺麗だし
学歴もあり、エリートの部類に入る、なんでもできる人です。
でも兄なりに、
いろんな葛藤を乗り越えてきたんだということを初めて知り
できの悪い妹としてはちょっと衝撃でした。
その度、兄と話す機会があるわけですが
思いがけず、子供の頃に感じていた
両親への思いを初めてお互いに話す機会があり
それに対して切なさを感じたりもしますが
でもようやくそんな話ができる時が来たのかなと
ある意味嬉しくもあり、
兄がいてくれてよかったなという頼もしさも更に感じたり。
これは母の実家の家の前で(京都府)
私が兄に遊んでもらっている時の写真で
その時の記憶は全くないけれど
昔からずっとお気に入りの1枚です。
暑い真夏に、こんなにくっついて。
可愛がってもらってたんだな〜って改めて思います。
今は熱烈カープファン。兄が(笑)
0コメント